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男(染色体XY)は、生物の基本仕様(デフォルト)としての女性(染色体XX)を無理やり作り変えたものであり、そこにはカスタマイズにつきものの不整合や不具合がある。
生物学的には、男は女の″できそこない″だといってよい。折りしも″草食系男子″が話題だった時期、ある番組にスタジオ出演した。
K米宏氏の番組、二度目の出演である。スタジオ内に、草食系の実体や男性のブラジャー事情、F岡教授のコメントVTRなどが流れる中、私は隣りにいらしたK米宏氏に「あの本(『できそこないの〜』)、お読みになりました?」と聞いてみた。
すると「うん、なんか生きる力が抜けちやった」との答え。40〜60代の男性から見れば、確かにそうだろう。
子どもの頃から「男らしさ」とは何たるものかを教えられ、「男は人前で泣くな」「競争に勝て」と言われ続けてきた男性達。ふと心が萎えても凛としていられたのは、ひとえに「男なんだからしっかりしなきや」というプライドだったに違いない。
だがF岡教授はこう述べる。「男は女のできそこない、カスタマイズされた遺伝子だけに欠陥が多いから、病気にかかりやすく、精神的にも弱い。」
しかも世界的に見ても、実はありとあらゆる国で、男性は女性より平均寿命が短い。ロシアでは、なんと13.2歳も男性のほうが短命だ(03年の統計で、男性58.8歳、女性72.0歳)。
そしてこう言い切る。「男のほうが人生大変だから(短命だ)、という自己陶酔的なヒロイズムは、もはや無力だ」と。
「歴史的、社会的にではなく、生物学的に、男のほうが弱いのだ」と。女性の私達から見れば、「なるほど」「だからいざというとき、女のほうが強いのか」と即座に共感できる。
女として、なんとなく優越感さえ覚えるほど。だが男性は渋々納得しつつも、つい「あーあ」と気が抜けてしまうのだろう。
では、そもそも「男らしさ」とは何か?
08〜09年にかけて、マスコミは連日のように″草食系男子″を話題にした。多くは彼らを「おっとりした無気力な若者」と位置づけ、「そういう若者が増えたせいで、男がいっそう弱体化した」「男らしさが失われた」といった論調を展開した。
確かに近年の日本では、男らしさを求められるシーンが減った。
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